Profile
内野手。右投げ左打ち。野球を通じた国際交流がライフワーク。Baseball is whole my life.
球歴
1995-1998 兵庫県立夢野台高等学校
1998-2002 静岡大学
2001年度静岡県学生野球春季リーグ優勝
2007-2008 パリ・ユニヴェルシテ・クラブ
2013-2014 パリ・ユニヴェルシテ・クラブ
フランス1部リーグ準優勝
▷パリ・ユニヴェルシテ・クラブ硬式野球部
指導歴
2007-2008 パリ・ユニヴェルシテ・クラブ選手兼監督代行
2009-2013 香川県藤井高等学校硬式野球部コーチ
2013-2014 パリ・ユニヴェルシテ・クラブU9監督/U15コーチ
2016-2021 香川県藤井中学校軟式野球部コーチ
香川県中学校新人体育大会 優勝(2017)
第9回全日本少年春季軟式野球大会 ベスト8(2018)
香川県中学校総合体育大会 優勝(2018)
香川県中学校新人体育大会 優勝(2018)
第18回全国都道府県対抗中学生野球大会 1次L 1勝1敗(2018)
第19回全国都道府県対抗中学生野球大会 1次L 1勝1敗 敢闘賞(2019)
香川県中学校新人体育大会優勝(2020)
2016-2021 香川県藤井高等学校硬式野球部コーチ
香川県春季大会 第3位(2018)
香川県春季大会 準優勝(2021)
2021-2023 和歌山工業高等専門学校硬式野球部副部長
2023- 和歌山工業高等専門学校硬式野球部部長/監督(高専大会)
国際大会
2012 フランス代表チームスタッフ
四国ILリーグ香川オリーブガイナーズ春季キャンプ(通訳コーディネーター)
ヨーロッパ選手権(於オランダ・ロッテルダム)
コンセプト
海外でのプレー経験はたくさんのことを私に教えてくれました。特に、オランダ1部リーグのプロ球団と親善試合をして勝ったとき、たいした実力もない選手でもトレ ーニング次第でプロと勝負できると知りました。それ以外にも、日本はもちろん、アメリカ、フランスの様々なカテゴリーの野球や、様々な選手のトレーニングを見てきて、「生まれつき恵まれた身体や運動能力をもつ者だけでなく誰もが、適切なトレーニングを行えば高いレベルでスポーツができるようになるはずだ」と確信しました。以来、自身の信念に従い、以下のコンセプトでコーチングをしています。
- スポーツと学業の両立
「野球だけできればそれでいい」という時代はもう終わりにすべきです。
学生野球では「学業ができて野球もできる」がこれからの標準になります。
複数のことを高い水準で実現できてこそ、その人の能力と努力の証明になるはずです。 - 合理的な科学的トレーニングと効果的な技術練習による競技能力の向上
多くの球児たちが長時間練習により身体を故障しがちです。
そのような練習は好きだったはずの野球を嫌いにさせてしまいます。
例えば、野球部の練習の定番である、冬場の長距離走り込みは合理的でしょうか?
確かに、心肺機能を鍛えたいのであれば走り込みは有効ですが、
1)最大酸素摂取量は有酸素トレーニングを中止してわずか12日で7%減少するため1、それを維持するためには有酸素系を夏まで継続しなければならない
2)有酸素運動中は主に遅筋線維が動員され、速筋線維の割合が減少し無酸素パワーが増大しないことが示唆されている1
3)野球の試合においておよそ90%が無酸素系の運動である(日本野球科学研究会第9回大会シンポジウム)
4)ボールの運動量を増加させるためには質量(体重)を増加させることが効果的であるが、走り込みは体重を減少させる傾向にある
5)そもそも、下半身の筋力を鍛えたいのであればスクワットやデッドリフトの方が効率的である。
ことから、LSD2と体重過多の選手の減量目的を除いて、走り込みが合理的であるようには思えません。
これ以外にも、野球では効果や効率が疑われる練習が慣習的に行われています。
他方で、パフォーマンスを向上させ怪我を予防する様々なストレッチやレジスタンストレーニングも提案されています。
また、合理的で効果的な技術練習も研究されています。
私も、研究と実践を通じて、球児たちのオーバーワークと非効率な練習の問題の解決に取り組みたいと考えています。
1 Jared W. Coburn, Moh H. Malek編『NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識』 、NSCA Japan, 2021, pp.106-112.
2 Long Slow Distance:身体のコンディションを整えるために行う、長距離を長時間ゆっくりと走るランニング - 経験主義からの脱却
野球指導の現場では、指導者の経験のみに基づいた指導が行われてきました。
日本野球学会では、野球界で長年定説になっている技術論や指導法が妥当であるかを検証する研究が多く報告されています。
野球に関する知見を常に増やし続けることでのみ、球児たちがより納得できる練習環境を指導者は提供できます。
選手たちには、野球を長く続けるために、野球に関する様々な知識を学び、自発的に考えて練習する習慣を身につけてほしいと願っています。
国際交流
私がはじめて国際交流を経験したのは、1998年に静岡県で開催された世界少年野球大会でした。フランス留学中は、現地のクラブチームで毎日が野球国際交流の生活でした。帰国後も、これらを通じて拡がった人脈を活かして、コーディネーター/通訳として、以下の野球国際交流活動を実現してきました。
2023 フランス代表選手
(和歌山工業高等専門学校)
フランス1部リーグ ルーアン・ハスキーズに所属するフランス代表選手2名が和歌山県内に約2週間滞在し、高専生たちと交流しました。
2016 フランス人女子高生野球選手
(香川県藤井高等学校)
15歳でMLB国際リストに登録されたフランス人女子高生野球選手が香川県内などに約1週間滞在し、高校生たちと交流しました。
2012 フランス代表選手
(香川県藤井高等学校)
フランス代表チームの選手5名と監督1名が学生寮に約2週間滞在し、高校生たちと交流しました。
2023 フランス代表選手
(和歌山工業高等専門学校)
フランス1部リーグ ルーアン・ハスキーズに所属するフランス代表選手2名が和歌山県内に約2週間滞在し、高専生たちと交流しました。
2016 フランス人女子高生野球選手
(香川県藤井高等学校)
15歳でMLB国際リストに登録されたフランス人女子高生野球選手が香川県内などに約1週間滞在し、高校生たちと交流しました。
2012 フランス代表選手
(香川県藤井高等学校)
フランス代表チームの選手5名と監督1名が学生寮に約2週間滞在し、高校生たちと交流しました。
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